筋道を立てて考え表現する力の育成
〜算数的活動の指導を工夫した授業づくり〜
今年度は、平成23年度の新学習指導要領本格実施に向け、移行期を迎えた。その中で、算数科では、児童の発達の段階に応じて、算数的活動を一層充実させ、基礎・基本的な知識・技能を確実に身に付け、数学的な思考力・表現力を育て、学ぶ意欲を高めることが求められている。
本校では、昨年度「豊かに生き生きと自分の思いを表現する力の育成」と研究テーマを設定し、国語科を中心に「書くこと」を通して、自分の思いや考え方を分かりやすく伝える力を育成する授業の在り方について研究を深めてきた。その結果、自分の考えをより豊かに表現できるようになり、友達の意見と比べながら、より表現を磨いていこうとする姿が見られるようになった。話し合い活動でも自分の考えに自信を持ち、進んで発言して友達に伝えようとする児童が増えつつある。
そこで、今年度は、これまでの研究の成果と課題を基に、「筋道を立てて考え、表現する力の育成」〜算数的活動の指導を工夫した授業づくり〜とテーマを設定し、算数科の授業の在り方を研究していくことにした。課題を解決するための様々な算数的活動を通して自分の考えを持ち、それを分かりやすく表現し、相手に伝えていくことで数学的な思考力やそれを分かりやすく表現し、相手につたえていくことで数学的な思考力や表現力を高めていく、そんな授業をめざして取り組んでいきたい。
算数科における「思考力・表現力」を高めるためには、算数的活動を充実させた授業を展開しなければならない。自分の考えを持つために、また、考えを伝えあって本時のねらいに迫っていくために、具体物や図、式や言葉、表やグラフなどを使う算数的活動を工夫して授業に位置付けていくことが必要である。そして、算数的活動を通して相互に考えを伝え、話し合う数学的コミュニケーションを図ることは、議論をする楽しさ、友達との意見交流の楽しさを味わいながら、「数学的な考え方」を深めていくことにもつながる。
このような学年の発達段階に応じた算数的活動の指導の工夫を行うことで本校の研究主題に迫ることができるのではないかと考える。